黄河を越えてチベット族の里へ

黄河を渡って循化撒拉族自治県の県城を出て、循化から西南に17㎞のところにある
チベット寺院文都寺に向かう。文都寺はこの地区最大のチベット仏教寺院である。
文都寺を見てから同仁に向かいそこで一泊する予定。



循化から文都寺に向かうが、まだこの辺りは回族か、または撒拉族の地帯である。
オートバイに乗っているのは白い帽子を被っているから回族かもしれない。




黄土高原の山がどこまでも続く




この家の作りはチベット族の家の構造だと思うのだが。屋根の上にあるのは
パラポナアンテナ。庭にあるものもパラポナアンテナか?




中央にあるものはパラポナアンテナではなく、湯沸かし器である。
太陽光を集光して湯を沸かすのである。薬缶を置く場所が見える。




こういう地形はやはり黄土高原地帯であり、そうであればこのようなところは、
私の収集しているアンダーソン土器が出土するところかもしれない。
試しに中国語のネットで、循化県の歴史について調べてみると、この辺りから、
カーユエ文化、馬家窯文化、斉家文化の石器や土器が出土するのだとか。
しかし有名な遺跡の名前は見当たらなかった。もしこの辺りで偶然に馬家窯文化の
壺でも見つけることができればうれしいのだけれど。しかしそんな偶然は有りえないか。
それにしてもこの辺りからもアンダーソン土器は出土するでようである。










文都寺に着く









文都寺








文都寺の内部




文都寺の内部




ここも文都寺












文都寺のラマ僧




文都寺の遠景




チベット族地帯に入ったらしい。ここは明らかにチベット部落、
何故ならチベット仏教の仏塔が見える





ここも明らかにチベット部落、チベット族が信仰するタルチョと言う旗が見える、



文都寺を離れて同仁に向かう。遠くに見えるのはヤクである。ヤクを飼うのは
高原のチベット族である。

















これは馬ではなくロバ。いやロバばかりではなく馬もいるようにも見える。
それなら騾馬もいるのだろうか。とにかくこの地方の動物の飼い方は
放し飼いである。自然に自分の家に帰るところかもしれない。





耳の大きいのはロバだろう。耳が大きくないのは騾馬か馬か?

とにかく違った種類の動物を一緒に飼っている様である。













今夜の宿泊地・同仁に近づくが、まだまだ黄土高原は続く。